2024年12月21日

好印象は仕事に必要なものの一つだと思います

 医療や介護では常に同様の看護を提供することが欠かせません。
看護師にとってあらゆる患者に平等に看護を行うことは大切ですが、実際に完全な平等さを保って仕事をするのは難しいでしょう。
どうしても患者の対応では主観を交えてしまうことになり、多少の優劣が生まれてしまうものです。
それでも最低限の看護を行えるようにマニュアルが整備されたり、プロトコルが決められたりして現場の看護の質を一定レベル以上に保つように工夫されています。

 主観を交えてしまうのは仕方ないことですが、患者による違いを大きくしないように心がけることは必要です。
その対策として重要なのが患者の第一印象にとらわれないようにすることであり、最初から区別しないように意識を持ちましょう。
だんだんと付き合いやすい患者を優遇してしまい、苦手な患者の看護が疎かになってしまうのは不可避です。
しかし、第一印象として付き合いづらそうだと考えて初めから遠ざけてしまうと、印象の良かった患者との差が歴然としてしまいます。
できる限り最初は平等にしようという意識を持つのが重要です。

 人は特に第一印象に大きな影響を受けてしまうので、最初にどのような形で接することになったとしても、そのときの印象を重視しないように心がけましょう。
できる限り客観的な意識を保つようにしておくのが重要であり、患者に対して真っ直ぐに向き合えるようにするための工夫として看護師には欠かせない考え方です。